これからGCP(Google Cloud Platform)を業務でを使うことになった方、これからGCPを使ってキャリアを歩んでいきたいという方でどのように学習していこうか悩んでいる方もいるかと思います。
そこで今回はGCPを学ぶために筆者が参考になったおすすめの本/書籍を5冊紹介していきます。
GCPとは
GCPとはGoogle社が提供するクラウドサービス群の総称。
Amazon社のAmazon Web Service、Microsoft社のAzureと並んで世界の三大クラウドサービスの1つとなっています。
GCPにはクラウドサーバー、ストレージ、ネットワークなど様々なサービスがクラウド上に用意されています。Googleの代表的なサービスのGmail、Google Map、YoutubeなどもすべてGCP上で稼働していたりします。
一時期はAWSの人気が凄まじかったですが、最近ではGCPも人気に火が付きつつあり、多くの企業が導入をしています。
GCPの学習におすすめの本/書籍5選
今回は筆者が実際に読んでGCPの理解が深まったおすすめの本/書籍を紹介していきます。これからGCPの知見を深めていきたいとう方は参考にしていただければ幸いです。
図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
まずクラウドどは?GCPとは?という方にはこちらの本をおすすめします。
図解であることからどの書籍よりも分かりやすさに特化されています。GCPの概念的なことから代表的なサービスの使い方も解説されています。
これまでオンプレミス環境でしか開発したことない方、これからエンジニアになるという方にはまさに入門書となる一冊です。
GCPについてまったく知見がなかったので、導入資料として買いました。
購入者のレビューより
プロダクトの特徴をシンプルに覚えられるので、CDL資格試験の受験にも役立ちました。
GCPの教科書
GCPとは何者かを理解した方で、さらに深く理解を深めたい方におすすめなのがこの本です。
さきほど紹介した入門書では代表的なサービスのみ触れられていましたが、この本では全てのサービスについて解説されています。
クラウドサービスとして中級編な内容になるため、これまでAWSなどの他のサービスを利用したことがある方にとっては読みやすくなっています。AWSのサービスでいうところの何というのが分かるようになっているのもキャッチアップしやすい要因となっています。
Google Cloud、GCPの基礎的な部分とサービス全般を理解するのにわかりやすい本でした。
購入者のレビューより
GCPは変化の速いプラットフォームですが、本書で示される基礎的部分は2022年現在もほぼ同じため、今見ても参考になるかと。
Google Cloud Platform エンタープライズ設計ガイド
エンジニアの中にはアプリのコードを書くだけであったり、テストを行う方もいることでしょう。
そこまでインフラの知識を付ける必要はないけれど、GCPはなんなのかを浅く網羅しておきたいという方にはこの本がぴったりです。
他のクラウドサービスを知っていても知っていなくても頭に入ってきやすい内容、それぞれのサービスについての基本的な用途や注意点が幅広く書かれています。
具体的な設定方法や使い方は詳しく書かれていませんが、浅く広く解説している本となっています。
クラウド、サーバレス環境をこれから検討するにあたり、まず開く本としておすすめしたい一冊。
購入者のレビューより
GCPについて非常に詳しく説明されているのに加え、GCPを使った設計方法また
AWS、AZUREなどとの比較についてもフォーカスされているので、幅広くサーバレスについて理解を深めることができます。
エンタープライズのためのGoogle Cloud
個人的にGCPの知見が最も深まったのはこの本を読んだことによります。
タイトルの通り、エンタープライズ向けの内容となっており、オンプレミスの構成による課題から、それをクラウドを採用することでどのように改善できるか、どのようなプロセスを経てクラウドの恩恵を受けられるか等、そもそもクラウドである意味、GCPである意味が深く記されています。
これからGCPを使い始めてローンチしたいと考えている方は読んでいて損はない内容となっています。
多くの他の書籍と異なり、まさに題名通りのエンタープライズ向け。多くの企業が採用するオンプレミスの構成による課題から、それをクラウドでどのように改善できるか、どのようなプロセスを経てクラウドの恩恵を受けられる構成に遷移するかを記載している。クラウドをうまく活用すればアジリティとコスト面で多くの恩恵が得られることを再確認した。
購入者のレビューより
書籍内で特に参考になったのはネットワークとセキュリティの章であり、これまで見たエンタープライズ向けの技術書の中でもかなり実際に則しており、To-Beを学ぶ上で非常に参考になった。著者の多くの経験から得た知識のエッセンスが濃縮されているように感じた。
GCPの教科書II 【コンテナ開発編】
さきほど紹介した「GCPの教科書」の発展版ということで、コンテナ開発に特化した内容となっています。
GCPを利用してコンテナ開発しようという人に向けてDocker、K8s、GKE、Cloud Runなどの関連性について書かれており、コンテナ開発の知見を深めることができます。
さきほど紹介した「GCPの教科書」の続編であるため、読みやすく説明も分かりやすくなっています。コード上では難しいコンテナ開発も本で読むと意外と簡単なんだと思わせてくれました。
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Docker/K8sの書籍は多いけど、GKE、Cloud Run、サービスメッシュなども絡めて体系的に書いてあるものってあまりない気がします。この書籍ではそのあたり含めて無駄なく解説されています。
購入者のレビューより
Docker/K8s/GKE/Cloud Runの関連性もわかりやすく、GCPを利用してコンテナ開発をしようしている人には、非常に有意義なのではないかなと思います。
最後に
GCPの学習におすすめの本を5冊紹介してみました。
今ではクラウド環境での開発は当たり前、そしてこれからはオンプレミス環境からクラウド環境への移行もますます増えていくことでしょう。
学習して損はなく、むしろタメになることしかないのでしっかり学習してクラウドの知見を深めていきましょう。