これからRustを業務でを使うことになった方、これからRust言語開発を行ってキャリアを歩んでいきたいという方でどのように学習していこうか悩んでいる方もいるかと思います。
そこで今回はRustを学ぶために筆者が参考になったおすすめの本/書籍を3冊紹介していきます。
Rustとは
RustはMozilla社が支援し、開発されたオープンソースのプログラミング言語です。
Rustは、高い安全性や高パフォーマンスを発揮できることから、GoogleやAmazonなどの数々の大企業にプロジェクトでも採用されています。
処理速度が速く、並行処理も可能、さらに安全性も高いことから「CやC++に代わる最有力のプログラミング言語である」と評されています。
Webアプリはもちろん、ゲームやOS、クラウドにも用いられることから近年、人気を博している言語となっています。
Rustの学習におすすめの本/書籍3選
今回は筆者が実際に読んでRustの理解が深まったおすすめの本/書籍を紹介していきます。これからRustの知見を深めていきたいとう方は参考にしていただければ幸いです。
Rustプログラミング完全ガイド 他言語との比較で違いが分かる!
個人的には他の言語開発もそれなりにあったことからこの本を読むことでかなりRustへの理解が深まりました。
プログラムやシステム的な専門用語は当たり前に登場するものの、他の言語での開発経験がある方なら問題ないでしょう。むしろその経験があることで、多言語との比較をしながら読み進めることができます。
内容的には大容量かつ丁寧すぎるほど嚙み砕いて説明がされているため、情報量は十分といえます。Rust自体学習コストが高く、難易度の高い言語のためこのくらいが妥当といえます。
プログラミング初心者レベルの方には難しい内容となっていますが、Rustの概念を理解し、基礎を把握することができる本であること間違いなしです。
正統派Rustバイブル本です。一からガッツリ勉強したい方には、お勧めです。Rust2021に対応しており、最新のRust仕様を正確に勉強できます。
購入者のレビューより
最初から読み飛ばさず、理解できるまで何度も読み返すことができる根気のある方向けです。
Webアプリ開発で学ぶ Rust言語入門
一つ前に紹介した本でRustの考え方や基礎的な文法など学んだあとは実際に手を動かして、さらに理解を深めていきましょう。
その際にお供として頼もしいのが「Webアプリ開発で学ぶ Rust言語入門」です。
この本ではRustでAPIを実装できるハンズオン形式の課題や、フレームワーク、ライブラリについての解説がされています。学んだ知識をしっかりと自分の頭や腕に落とし込みながら理解を深められる書籍となっています。
実践に向けた第一歩としてこの本を使ってみることをおすすめします。
いわゆる、「ちゃんとした」入門書です。
購入者のレビューより
そういう意味で、Web開発経験がある人がRustを学ぶ際に手に取ると良い本です。
ほとんど最速でRustを使う為の最小限セットを学ぶことができます。
ゼロから学ぶRust システムプログラミングの基礎から線形型システムまで
最後におすすめするのが「ゼロから学ぶRust システムプログラミングの基礎から線形型システムまで」という本です。
タイトルにはゼロから学ぶと書いてはありますが、全くの基礎から学ぶという意味ではありませんでした。Rustを採用する最大の特徴ともいえる並行処理。
この並行プログラミングについてRustを用いることでどのように書くのか、またその考え方まで分かりやすく論理だてて説明されています。
さきほど紹介した二冊をクリアした後に本格的なRust開発を行うためのステップアップの本という位置づけになりますが、今後の力になることは間違いありません。
アーリーアダプター的な書籍が並んで人柱となってくれた後、
購入者のレビューより
ようやく本書のような質の高い本が出てきたことをうれしく思う。
冒頭から「rust速い!」みたいな煽情的な言葉をつかって盛り上げるようなことをせず、
淡々と正確な話をしていくところがいいと思います。
今買うなら本書かもしれません。
他言語やったことある人なら多分大丈夫。
最後に
今回はRust学習におすすめの本を3冊紹介してみました。
今では大人気のRust。これからも需要は高まるばかりなので、ぜひこの機会にRustを習得してみましょう。