今回はgolangのswitch文におけるbreakについて解説していきます。
目次
switch文
Go言語にはswitch文を使うことで一つの変数から条件分岐を判定を行うことができます。
func main() {
a := 2
switch a {
case 1:
fmt.Println("×")
case 2:
fmt.Println("〇")
case 3:
fmt.Println("×")
}
}
このように変数aの値によって処理を分岐することができます。今回はa=2のため、実行結果は〇
golangにおけるbreak文
Javaなどの他のプログラミング言語ではswitch文から抜け出すためにbreak文が必要です。このbreak文がなければあるcase式に一致しても、他のcase式に一致するかどうかをチェックし続けます。
しかしGoではcase式に一致し、処理が実行されるとswitch文を終了して抜け出すことができます。
func main() {
a := 2
switch a {
case 1:
fmt.Println("×")
case 2:
fmt.Println("〇")
case 3:
fmt.Println("×")
default:
fmt.Println("どれにも合致しませんでした。")
}
}
このコードの実行結果は〇が表示されます。
Javaの場合はcase式2の箇所にbreakを書いておかないと、そのままcase3の条件式もチェックして、最終的にdefault式に入ってしまいます。
Goの場合はわざわざbreakを書かなくてもswitchを抜けてくれるので、偶発的にフォースルーしてしまったというバグが発生することもありません。
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